Daz Studioでフィギュアの肌色を調節する方法。
標準の肌色モーフ(Genesis 8)
ビューポートにフィギュアを出した後、右上メニューのSceneペインで肌色を変えたいフィギュアを選択。
右下メニューの Surfacesペイン > Editorタブ > (フィギュア名) > Skin-Lips-Nails が肌色モーフです。
ここのBase Colorを変更すれば、肌の色を「調節」できます。あくまで調節です。
フィギュアによって肌のマテリアル構造が違うため、このモーフでBase Colorを変えてもそのまま指定した色にはなりません。実際、デフォルトではBase Colorが真っ白に設定されていても、フィギュアの肌には色がついています。
色のパラメーターは6つ。
Hue(色相)、Sat(彩度)、Val(明度)、Red(赤)、Green(緑)、Blue(青)です。
Translucenscy Color(透過性色)も重要です。肌が透き通った状態で見える色。
Translucenscy Wight(透過率)によって肌の透き通り具合が設定できる。デフォルトは0.7で、肌を透明にしたいなら数値を上げる、不透明にしたいなら0にする。
例えば、Translucenscy Color(透過性色)が赤系だった場合、Translucenscy Wight(透過率)を上げて肌の透明度を上げると赤っぽい肌に見える。「透き通るような白い肌にしたいから透過率を上げよう」は間違いになります。
他フィギュアのマテリアルを使う
肌の色は肌マテリアルに依存する部分が大きいので、上手く調節するのは難しいです。
理想の肌色に近い肌マテリアルを持つフィギュアからコピーしたほうが良いかもしれません。
サンプルとして、まずこのLY Nyala HDはデフォルトだと黒めの肌。
このLY Nyala HDの肌マテリアルを他のフィギュアと変えてみます。
こちらのKim Seohyunは白めの肌。
まず通常の手順で左メニューのFiguresにあるLY Nyala HDをダブルクリックしてビューポートに出現させる。
右上メニューのSceneペインでLY Nyalaが選択されているのを確認。
その状態で左メニューの Smart Content > Files > Materials > Iray > Skin にあるKim Seohyun 0 All Mapsをダブルクリック。
LY Nyala HDの肌マテリアルがKim Seohyunの物になりました。
肌マテリアルの構造によっては、眉毛やまつ毛がなくなる場合もあります。
この操作は髪や服の変更で普通に使うので説明するまでもないのですが、肌の色を調節したい時に、まず他フィギュアの肌マテリアルに変えてからの方がやりやすいかもしれないという事は、頭に入れておいたほうが良いでしょう。
SOHPでフィギュアを購入する時に、髪や服や肌がセットかは、見るべき重要なポイントですね。
Version 4.15.0.2 Pro Edition
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