自分自身の表情を撮影し、それをDAZ Studioのフィギュアに反映できる『PoseRecorder』を使ってみました。
スマートフォンで表情の動画を撮影してPCにコピー
スマートフォンで自分の表情を動画撮影。
ここで最初の失敗をしました。iPhoneで動画を撮影するとデフォルトの拡張子は.MOVだったのですが、これだとPoseRecorderで読み込んだ後、保存する時に「No frames with sufficient quality found」と表示されて失敗しました。
.mp4に変換したら保存成功。
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PoseRecorderをPCにインストール
DAZ Studio内で使用するツールかと思いきや、PCにインストールするアプリでした。
最初はDAZ Install Manager (64-bit)からインストールしましたが、DAZ Studio内にアイコンが存在せずに焦った。
…/General/Acunat/PoseRecorder/SetupPoseRecorder.msiをダブルクリックしてインストーラーを起動してPCにインストール。
PoseRecorderを起動
まず「Tools」をクリックし、保存先を指定しておく。DAZ Studioで呼び出す時に保存先をわかっていないといけないですからね。
フォルダ名に日本語は含まないようにしましょう。
「File」→「Open」で自分の表情の動画(.mp4)を開く。
私は漫画制作ですので「Single」にチェックを入れて静止画(1フレーム)用の.dufを作成します。
対象フィギュアが「G8 Male」か「G8 Female」か選択できます。「G8 Male」で.dufを作成した場合、「G8.1 Male」のフィギュアにも適用できました。
「File」→「Save」で保存。DAZ Studioで使用可能な.dufファイルとして保存されます。
保存中にアプリが落ちて失敗することもありました。フォルダとファイルに日本語を含まないように注意する必要があると思います。
DAZ Studioを起動
フィギュアを呼び出す。
Sceneペインでフィギュアを選択した状態で、保存しておいた.dufファイルをダブルクリックすると表情が反映されます。
私の使い方
PoseRecorderで.dufファイルを保存する時に「Face-Smile-G8.1F」などわかりやすい名前で保存。
DAZ Studioで.dufファイルを保存しているフォルダをFavoritesからワンクリックで呼び出せるようにしておく。
ContentLiblaryの対象フォルダで右クリック→Create Custom ActionでFavoritesに登録。
フィギュアに反映してから再保存
自分の顔画像の映った.dufファイルを残したくない場合は、フィギュアに表情を反映させた後、そのフィギュアを選択して File → Save As → Pose Preset… で保存する。
表情だけを保存する場合は、2ヵ所あるHeadにだけチェックを入れる。
保存した時のビューポートの画像がサムネイルになります。
「自分の顔画像がいっぱいで恥ずかしい!」という理由もありますが、フィギュアに表情を反映させてサムネイルにしたほうがわかりやすいという理由もあります。
自然な表情が作りやすい
顔画像からフィギュアの表情への反映度は50~80点といったところでムラがある。
でも微妙な左右非対称の表情など、自然な表情を作りやすいと思いました。これは本物の人間の表情をベースにしている強み。
パシャパシャと何枚も作成しやすいので、とりあえずたくさん作成してから厳選して残せば良いかなと思いました。
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