Daz: Daz StudioでGPUが動いてくれない問題

Daz Studio

Daz Studioでビューポートでの操作中もしくはレンダリング中にGPUが動かない症状が発生した場合の対応方法。

急に重くなったりレンダリングが長時間に

Daz Studioを使用中、ビューポートでの操作が重くなったり、レンダリングが長時間になる事があります。そういった場合、GPUが動いていない可能性が高いです。CPUだけでの処理になっている。

GPUが機能しているかどうかは、Windowsのタスクマネージャー > パフォーマンスで確認できます。

電源管理モードを「パフォーマンス最大化を優先」

NVIDIA コントロールパネルを開く。

3D 設定 > 3D 設定の管理 を開く。
グローバル設定の電源管理モードを「パフォーマンス最大化を優先」にする。

デフォルトの「標準」設定だとパフォーマンスが発揮できないケースが度々ある。

Studio ドライバのアップデート

NVIDIA GPUのドライバをアップデートする事も重要です。
こちらはGEFORCE EXPERIENCEからアップデートできます。

上メニューの「ドライバー」を選択。
「更新プログラムの確認」の右にある「…」をクリックすると、ドライバ設定の選択ウインドウが開きます。
Game Ready ドライバとStudio ドライバがあります。Daz Studioはクリエイティブ アプリですからStudio ドライバを選択して、最新のバージョンにアップデートしましょう。

これらは手動操作なので、知らずに放置している方もいるかと思います。

再起動

レンダリング後、メモリは一部のデータを持ったままになっており、再レンダリングしやすくはなりますが、メモリ不足になります。
再起動してメモリをリセットすると動作が軽くなる。

Scene Optimizer

単純にレンダリングの処理量が重すぎる場合は、Scene Optimizerを使ってテクスチャを削減するのも効果がある。テクスチャを削減すれば品質が劣化するものの、処理の負担は大幅に減り、レンダリング時間は劇的に短くなる。

レンダリング時間: 50分30秒 → 5分30秒
メモリ使用量: 15.5GB → 5GB
GPUメモリ使用量: 3GB → 2.8GB

CGで1枚の絵を作る場合は、レンダリング時間よりもディティールにこだわる必要がありますが、漫画の場合はレンダリング時間を短くしてテンポよくコマを作成していく事が大事。

使い方の解説
Daz: テクスチャを軽くしてくれる『Scene Optimizer』の使い方 | ダズネット

Twitterの反応も参考になります。
Scene Optimizer lang:ja | Twitter

Advanded設定のCPUチェックを外す

Render Settingsペイン > Advancedタブ を開く。「Devices:」の欄にある「CPU」のチェックを外す。もちろんGPUのチェックは入れる。

この設定にしても、メモリ不足になったら普通にCPUが使われます。

根本的な問題はビデオメモリ不足

動作が重くなる根本的な問題はビデオメモリ不足です。
ビデオメモリが24GBのRTX 3090を導入するのが、現状できる最善の方法。
と言っても高価ですので、Scene Optimizerの導入が現実的な選択肢かなと思います。

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